写実的な表現は「もっさりしている」と嫌われる京菓子の世界では、わざと下手に作るくらいがよいとされるそう。
そんな話を聞いていると、ふと京の和菓子は抽象画の世界なのかなと。描写しすぎないからこそ、見る人にある程度の考える余地を残し、想像する楽しさを提供できるのだろうと。
あえて完璧を目指さない「不完全の美」の精神が、そこにあるように感じた。
“京の和菓子は抽象画、江戸の和菓子は写実画”
写実的な表現は「もっさりしている」と嫌われる京菓子の世界では、わざと下手に作るくらいがよいとされるそう。
そんな話を聞いていると、ふと京の和菓子は抽象画の世界なのかなと。描写しすぎないからこそ、見る人にある程度の考える余地を残し、想像する楽しさを提供できるのだろうと。
あえて完璧を目指さない「不完全の美」の精神が、そこにあるように感じた。